インテリアコーディネーターの宝物はお客様との出会い
この仕事をする前は、インテリアが好きでそれを仕事にできるって なんていいんだろうって思っていました。
この仕事に就いてうん十年、それはその通りなんですが
やってみて初めて気づき知ったことがあります。
それは、お客様と出会いがこの仕事の一番のだいご味であるということ。
自分のやった仕事が誰かの暮らしを変える、その意義、大切さというものは 実際の仕事に取り組まないとなかなか実感できないものです。
独りよがりのコーディネートでなく、お客様の価値観や好みをきちんと取り入れ
お客様が喜ぶ空間を作る。この当たり前すぎることができるようになるまで実は少し年月を要しました。
ICの仕事に就いたばかりの頃は 自分の好き嫌いがどうしても出てしまい、
お客様の好みと違った場合、気持ちの切り替えができなかったのです。
けれど徐々に経験を重ねることで お客様の気持ちに寄り添う仕事の仕方が
スムーズにできる様になりました。
自分のやったことで誰かが喜ぶ。それは 芸術的なアーティスティックな空間を頑固に作ることよりも大切なこと。そう思えるようになって この仕事の宝物はお客様との出会いだと思うようになりました。