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インテリアコーディネーターはあくまでお客様サイドの味方であるべき

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現在やっている案件で、階段材を特注にすることになった。
既製品だと選んでいるフローリングに合う色がなかったからである。

最近、床材を無垢材にすることが多く、そうなるとお揃いの階段というのは
同じく無垢材で作れば話は簡単である。

パイン材なら パイン材の階段、
チーク材ならチークの階段、
ウォールナット材ならウォールナットの階段、

という風に。

しかしどうしても材によってはお揃いの樹種で階段を作れないものもある。
その場合は色だけ無理やり合わせるしかない。
これがかなり難しい話となる。

色だけ合わせるって言っても木目の出方や微妙な風合い、
フローリングの無垢材はさまざまな色が混じり合っているため、どうしても
それらのどの部分に色を合わせればいいのか難しい塗装となる。

階段の塗装業者さんに色見本を作ってもらうものの、思い通りの色が出てこない。
業者さんの担当者はめんどくさそうに

「有紀さん、これ以上色を調整するのは難しいですよ」

という。

私も不機嫌そうな彼の顔の前にいったんは引き下がったものの、
やっぱりフローリングと明らかに不協和音を出している階段のサンプルを前にし
「私が施主ならこの階段で家ができたら泣いちゃうな」と思った。
やっぱり。。。。。。

業者さんにメールして、再度色サンプルを作ってもらうようお願いした。
「うるさいICだな」 と絶対に陰口悪口言われているのはわかっている。

大変なのもわかっている。サンプル作るのにもコストがかかるのもわかっている。
それでも納得できないものを現場に収め、納得できないインテリアになり
お客様ががっかりするのを見るのはもっと嫌なのである。

こういう時、絶対にICは施工側の人間になってはいけないと思う。
施主側の対岸岸辺に立ち、お客様の不満や失望が出ないように最大限の
セーフティネットを張る。それが役目だと思う。

現場で細かいことにこだわり 煙たがられるIC。 上等。 それでいい。そう思っている。

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