インテリアコーディネーターにとって大事な事
私がICになったばかりの頃。
先輩方が いわゆる 業者さんたちに冷たくて驚いたことがありました。
業者さん、メーカーの営業さんには感謝しよう
業者さんといってもいろいろ。
出入りのルート営業をする メーカーの営業担当者。カーテンとかキッチンとか家具とか建材メーカーとか照明メーカーとか。
新商品のチラシを持って来たり、プランがあればください、やりますよ、という営業。
大変だなああと新人ながら見ていたが、怖い先輩方はけんもほろろに冷たく接していました。
ひどい人なんか 若くて可愛い営業の女の子には冷たくあたり、ちょっとカッコいいジャニーズ系の若い男の子の話はくねくね聞いたり、汗臭いオジサンの営業は居留守を使ったり。。。。
もうわがままやりたい放題。何様のつもりなんだろうと思っていました、新人ながら。(笑)
自分がエライ、えばっていい立場にあるという優越性から?その態度は生まれるのではと。
「あなたの会社の商品を気が向けば使ってやってもよくってよ?」
みたいな?
新人だった私はそれを反面教師として、ぜったいに出入りの業者さんには丁寧に接して 人として頭を下げて感謝していこうと思っていました。
きれいごとでなく、そう本当に思っていました。
私にアポ取って会いに来る営業さん
そうこうしているうちに10年ぐらい経ちました。
各メーカーさんの営業は 私を名指しでアポイントを取るようになりました。私なら冷たくされないで話を聞いてくれると思って、ということなのです。
そうやって信頼関係を築いていきました。
そのうち、「有紀さんの頼みとあらば、」と少し無理なお願いも聞いてもらえるようになったりしました。業者さんも人間で、冷たくされるとわかっている訪問先には行かなくなるものなのです。
義理と人情の世界で、もちつもたれつ。それが大切なこと。
ICの仕事は自分一人では何もできません。
大工さんにも、カタログ持ってきてくれるメーカーの営業さんにもとにかく頭を下げる。感謝する。
当たり前すぎることなのに、結構出来てないインテリアコーディネーターが多いように思います。
インテリアコーディネーター、偉そうにするな。
時々業界内でそんな陰口を聞きます。私も自戒を込めてそう思います。
大切なやりがいのある仕事をしている。
責任も重い。
でも周りの人に感謝して頭を下げる。
それは何年やってもベテランになっても大事なことだと思っています。
当たり前すぎますが、意外とそうじゃない人が多いと聞きます。それは改めた方が絶対にいいと思います。