長年ことの仕事をやっていると、
数百人以上のお客様と会っていることになる。
家族全員の人数を足すと4ケタになるかもしれない。
そんななか、とてもいい関係を築けたご家族、お施主様もいれば、
なかなか最後まで打ち解けていただけなかったりするケースも残念ながらある。
一番最悪だと、クレームで いわゆる 担当者「チェンジ」を言われ
プロジェクト半ばで仕事を降り、次の新しい担当者に引き継ぐこともある。
これは相当落ち込む。
明らかに何かミスをしたり、失礼をしてしまったりして お客様のお怒りを買った場合は
いたしかたないと思う。反省するだけだ。
けれど、1~2回会っただけで 「相性悪そうだから」と言ってチェンジを言われると
本当に泣きたくなってしまう。
お見合いで デートしたその日の夜に 仲人さんに「お断り」の連絡が入るようなものだ。(笑)
私の何が嫌いなの?なんて よよよ と泣き崩れたくなるものである。
だいたいが、奥様が言い出すケースがほとんど。
私の経験上、ちょっと美人でお金もあり、プライドの高い奥様に多い。
何が彼女のカンに触ったのかわからないが、とにかく彼女の言うことにYES、しか言ってはいけなかったようである、と後からわかったりする。
「こんな変な色の外壁にする人なんかいるのかしら」とおっしゃったときに、
「そうですね、でも意外と年に数件ご採用があり、実績はございますね」
といったのがカチンときたという。私が変だと言っているんだから
おっしゃる通りです、こんな変な色は誰も選びません、というべきだったらしい。、、
愚痴は見苦しいのでこのあたりでやめて(笑)
何が言いたいのかというと
何百件もあると必ず相性の悪い方はいらしゃる。
それはお客様が悪いわけでもなく、貴女が悪いわけでもないのだ。
単に相性の問題なのだ。
そう割り切り早く忘れることも大事。
この仕事やっていると必ず一度は遭遇する。 担当者チェンジ。
とにかく気にせず早く立ち直る。謙虚な気持ちで。 それしか処方箋はないのである。