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リノベーションの仕事は現場がすべて

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一戸建てを丸ごとリノベーションするお仕事に現在取り組んでいます。

家の躯体(大事な構造部分)はそのままに、
間取りは大きく変えないものの、サッシや屋根材、内部のフローリングはもちろん
お風呂とかもみんな交換新しくする大掛かりな工事です。

先日、現場でお客様がお引越しして 住む人のいなくなったがらんとした現場で
関係各社 業者が一同に集まる打ち合わせがありました。

そこで現場を一つ一つ確認しながら、計画通りに工事が進むか確認していきます。
が・・・・そこで問題が多発!!!

ドアを交換しようと思っていたところ、木造の壁だと思っていたら
なんとRC造、コンクリートの壁で壊せないことが判明。
予定していたドアが入らないことがわかりました。
また、お風呂の浴槽交換を今回計画していますが、現在の浴槽より一回り大きいものを入れようと計画していたのに、
これまた壁が壊せないコンクリートの壁であることが判明。。。。。。

新築時の図面(20年前の手書きの図面)では木造の壁として表記されていたのですが、現場ではコンクリートの壁にすり替わっているのです。

古い現場だと もうそのいきさつはわからない。竣工の時に家を建てた工務店さんや設計事務所がちゃんと竣工した結果を図面に残してくれればいいものを、
何も残っていないので こういうことが起こります。
現場の壁をちょっと壊してみて内部を見てみないとわからないのですね。

リフォームやリノベーションの現場ではこういうことがよくあります。
配管の位置が違っていたり、開けてみたら土台が腐っていたり、開口を抜こうと思っていた壁が抜けない構造壁であることがわかったり、、、、せっかくの計画もやり直しになってしまうことが多々あるのです。

でもそれがまた面白いところ。図面なんかなんの役にもたちゃあしない。
現場がすべて優先される世界です。
臨機応変さとスピーディさが要求されます。
真剣に現場を見て集中力も必要。
鍛えられます。

私は新築の物件の仕事がほとんどなので、こういうリフォームの仕事は
予定通り物事が進まなくて 正直 イライラすることが最初はありました。

でもこれからはリフォームの需要もどんどん膨らむ。
古い家なんか図面すら残っていない家もありますね。
現況から図面を起こしていく過程も必要なこともザラ。

それに取り組んでいき、生まれ変わって綺麗になった家や空間に感動する。
それがリノベーションの仕事の醍醐味ですから。

現場でほこりまみれになって5時間立ちっぱなし。
でも終わった後 何故かすごい充実感、(笑)

最近買った電子メジャーが大活躍しました。

★電子メジャーとは?

アマゾンでも売っていますよ。↓

瞬時に寸法をレーザーで計測する機械。
6000円~8000円 ぐらいから売っています。
私は上記のものをアマゾンで購入。 ICが使う程度の用途ならこのシンプルな安いもので十分でした。

なんといっても天井高とかが あっというまに瞬時に正確に測れるのがすごいところ。

5m以上の大きい部屋もピッ とすればあっという間。mm単位で数値が出ますよ。

カーテン寸法の窓の計測もサクサク正確。窓枠内側の寸法とかが測りやすいです。

一人でスケールを伸ばして必死で測っていた あの苦労は何だったんだろう?と
思いますね。(笑)

さて、
これから最終確認して部材を発注し、いよいよ工事が本格スタートです。

リフォームの仕事に興味のある方は
「現場が好きかどうか?」 って自問自答した方がいいかも。
ハイヒール履いて白いジャケット着て、というワークスタイルが好きな人には向きません。

まあICなんて 汚れてもいい服を着なきゃいけない日の方が多いのですね。実は。
それでも現場には大事なことがたくさん詰まっている。勉強することだらけ。
ときめきが詰まっているのです。

リノベーション物件、またチョクチョク 現場入りしたいと思います!

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