家具が・・・一番 残念!???
仕事がら 住まいの雑誌とかいろいろ見ることが日常です。
もちろんモダンリビングとかラグジュアリーな邸宅が中心に載っている雑誌もありますが、やや普通の一般住宅が載っている住宅雑誌やインテリア雑誌を見て思うことがひとつあります。
お風呂とかキッチンとか最新設備で素晴らしいし、
床材なんかも無垢のパイン材とかこだわっているし
置いてあるちょっとした雑貨とか絵とかもセンスがいいし
壁も素敵な壁クロスが張られていたり、
なかなか仕上がりのグレードがレベル高いものが多いです。
でも
驚くほど 置いてある家具が・・・・・・ 残念なんですよ。
一番残念な家具は〇〇!
特にソファ。 広いリビングなのに小さすぎたり 明らかにチープだったり。
いいソファ選んでるなと思える実例写真にはめったにお目にかかれません。
これはなぜなんでしょう?
世の中のICは置き家具の提案をさぼっているのではないでしょうか?
自分も含め・・・(笑)
新築案件をやっていて 素晴らしい空間ができて(自負)喜んでもらえて
半年後にお邪魔すると
あららららら。。。。と思うことがあります。
明らかに空間と家具が合っていない。空間が間接照明とかで素晴らしくスタイリッシュなのにもっさりとした キレのない 形のダイニングテーブルや抹茶色のくすんだ合皮のソファ。
置き家具までちゃんとトータルでやらなければいけない、と痛感するのはこのときです。
「予算がないので自分で買います」というお客様のお言葉にすぐに退いた自分。
もう少し提案だけでも。。。と粘ってみてもよかったかなと反省したりします。
でもね、家具って小売りのみで卸してもらえないメーカーの場合は提案が難しい。この業界の流通の仕組みから難しい。
ICの仕事の範囲は広く、置く家具に時間を割いている暇なく案件が大量にやってくる住宅メーカーもあります。正直、置く家具まで手が回らないと聞きます。
お客様が 家具はじぶんで選びます、というとほっとする、という情けない本音も聞きます。
でも日本のごく普通の家庭の 家具のレベルを上げるのはICの社会的役目だと思います。
新車に300,400万 ポンポンと払うのに なぜ日本人はソファは 10万円代のものしか買わないのか。
どうしたらいいのか、これからも考えて行きたいと思います。