無垢のフローリングを選ぶ理由は?

無垢のフローリングを選ぶ理由は??

 

先日、三回目のお打合せを行った 新築一戸建てのお客様。

おこだわりが多々あり、そのうちの一つが

フローリングは無垢のものを使いたい

ということでした。

最近とても多いご要望です。

が、「あ、そうですか」と すぐに無垢のフローリングをお勧めして
打ち合わせを進めるのは 危険だと思っています。

 

その理由は?

 

お客様が 無垢のフローリングにしたい、とおっしゃたときは必ず私は以下のご質問を

させていただきます。

何故 無垢のフローリングにご興味があるのか?

お客様から返ってくるお返事はさまざまです。

 

・カッコいいから
・素足で歩くと気持ちいいから
・なんとなく体によさそうだから
・使い込むうちに良くなるから
・傷なども味わいになるから

 

次に 無垢のフローリングについて 私の方からは いろいろなご説明をします。

★金額はやはり 合板のものよりかなり高額になるがそれを把握されているか

★無垢の場合 手入れが 合板のフローリングに比べて 手間がかかることが多いが大丈夫か
(オイルを塗ったりして手入れが必要)

★無垢ということは天然のもので、一つとして同じものがない、すなわち
自分の家に来る木材がどういう色で木目のモノか 予想ができないし、それに対して
万が一気にいらなくても 交換は難しいということ。

★天然の木は呼吸をしているので どうしても冬と夏で 収縮したり膨張したりする。
フローリングの間がすこし空いたりする。それを受け入れられるか。

 

最近は 木目の印刷をしたシートを表面にはった 本物と見まごう精巧なフローリングも各メーカー沢山発売しています。
それらは ワックスを掛けなくてもいいですよ、お手入れが楽ですよ、傷もつきにくいですよ、と
メンテナンスの楽さをアピールした商品が多いですね。

それの対極にあるのが 無垢のフローリングです。

アバンれ坊です。(笑)

細かい傷もつくし(一部固い樹種ならつきにくいですが。。)汚れたら すぐに清掃が必要です。水拭きは厳禁です。メンテナンスフリーでは決してありません。

以上、説明していて 何だか嫌になるような(笑)
ネガティブ情報満載なご説明をすることになります。

 

大体多いパターンがご主人が「カッコいい」という理由で無垢フローリングを切望していて

奥様が「だれが掃除するのよ、誰がオイル塗るのよ」 と反対するパターン。

 

奥様はワックスかけフリーの楽ちんフローリング望まれます。

掃除を少しでも楽にするために ウレタン塗装を無垢に施すことも可能ですが、
折角の無垢なのに表面にウレタンの蓋をしてしまうようなもので、
気持ちいい肌触りは失われてしまいます。

 

「ウレタン加工するぐらいなら無垢にしないよ」 とご主人は拗ねてしまいます。

 

ネガティブな説明ばかりした 私ですが、もちろん無垢の素晴らしさもちゃんと伝えます。
空間がまず 全然違ったものになります。木の持つ力が圧倒的に主張して豪華な空間になります。

オーク、ウォールナット、クルミ、バーチ、ブラックチェリー、パイン、メープル・・・・

樹種によって 木肌も色もそれぞれ違う。ひとつとして同じものはない。

味わいがやはりあります。

無垢を採用した物件が完成してお引き渡しするときに、如実に感じます。

正直、壁紙やキッチンは 特別なものでなく、スタンダードなものをお選び頂いていても
床材の良さが その家を とてもスタイリッシュな家に格上げします。

その効果には毎回驚くばかりです。

床は後から張り替えるのはかなり難しいです。(できますが。)
壁紙やカーテンは後から変えれます。

どうしても無垢のフローリングにしたいという夢があるお施主様には
他のキッチンや壁クロスの仕様グレードを抑えてでも 床にコストをかけることをお勧めします。

それぐらい インテリアの中で 床材が占める影響力というのは大きいのです。

最近は 厚挽板(あつひきいた) といって 完全な無垢ではないけれど、
表面が2mm~3mmぐらいの厚めに切り出した木材を施したフローリング多く出ています。

無垢より熱に強く 反りや収縮が少ないので 幅広なのに 床暖房対応できたりします。

上から見ると 色ムラや質感は 無垢のものと見分けがつきません。
また、足触りも無垢とそん色ありません。
いろんな選択肢があり、いろんな商品が出回っています。
それらの特徴とメリットデメリットをきちんと説明すること。

お客様が 無垢の床材に求めている本当の理由は何かをきちんと把握すること。

それがICには必要な大事な仕事だと思います。

私も樹種や産地などそれぞれのクセ・特徴について まだまだ 勉強不足。
一つずつ現場に施工していって、経験を積みたいと思います。

 

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