インテリアコーディネーターにお客様はどんなことを期待しているのでしょうか?
この問いにプロのインテリアコーディネーターは常に自問自答する必要があると思っています。
フリーでやっている方や、事務所経営している方ならば、これはシビアに考えざるを得ないテーマ。
だけど企業内のICは 真摯にこれを考えてない場合が多い。
何も考えずに仕事しても、毎月新規の案件がやってくる。
だから自分の軸で仕事してしまう。 軸をお客様に移さない。
これはとても危険です。
お客様が自分に何を期待しているのか、その夢や希望、期待を裏切ることなく100パーセント以上の成果を出す。
これがとても大切なのです。言うは易し、行うは難し。
よく有名企業の住宅会社で家を建てた友人から
「コーディネーターさんといっても特に提案はなかった」
「壁紙選ぶときに手伝ってくれただけ」
「2回しか会わなかった」
「3回以上会うと追加料金ってい言われた」
とか驚くような証言を聞くことがあります。
3回以上会うと別料金ってなんなんでしょうか? 弁護士か企業コンサルタントのようです。まあ、何十回も打ち合わせに時間を要する施主様がたまにいるのは確かで、
そうなると会社も人件費的に赤字になるわけでそれを抑止する効果はあるのかもしれないですが、、、
壁紙選ぶのに まさか メーカーの見本帳をお客様に渡して 「この中から選んでください」と託すような仕事の仕方をしているICはいないと思いますが、街の小さなリフォーム会社や工務店ですとよくある話のようです。
知恵袋なんかに「どうやって選んでいいかわかりません」と悩み困惑している方が助けを
求めていらっしゃる様子を見つけるたびに
「ああ、今すぐこの方のお家に行ってご助言して差し上げたい。。。」と思う私で。
ICがお客様にできることに何があるか、ということを態度と行動で指し示すこと。
その努力からスタートなのです。
そしてお客様からの期待がどんどん大きくなることを喜ぶICであるべきなのです。