インテリアコーディネーターの仕事って ブラック??
インテリアコーディネーターになろう!
って思って、資格も無事取得。就職・転職活動もなんとか無事終えて、働き始めた。
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夢だった、希望だった職業に就けて、嬉しく、無我夢中で働く。
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数年たって、担当する物件や現場もどんどん増えて忙しさは増すばかり。
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お客様との打ち合わせで土日・祝日はほぼ仕事。
忙しい時には午前、午後、夕方夜と3回の打ち合わせが入る週末も。
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もう目まぐるしい日々。
土日に働いたから、火曜水曜は休もう・・・・・ふー
と思っていたら、現場から容赦なく電話がかかってくる。トラブルが発生する。
結局平日もろくに休めない。
休めたとしても一日だけ・・・・
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土日が休めないから家族との時間も全然取れない。すれ違い。
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あれ?なんだか ちょっとかなり辛い・・・・?
インテリアコーディネーター 働き方は色々ある!
実はインテリアコーディネーターという職業は色々な働き方が出来る職業です。
①正社員で働く
もちろん正社員として採用され働く方法もあります。この場合「どんな会社に入るか?」が超重要。入社する会社で全く仕事内容も変わってきますね。どんな会社があるか思いついたものを書いてみました。
(積水ハウスや三井ホーム、ヘーベルハウス、パナホームなどのいわゆる有名ハウジングメーカー)
✅リフォーム会社
✅デザイン事務所(住宅以外に店舗のデザインも・・)
✅設計事務所(同上)
✅地元に密着型の工務店
✅インテリアのエレメントメーカー
(サンゲツなどの内装総合メーカー、アルフレックスなど家具メーカー、川島織物セルコンなどのカーテンメーカー、Panasonicやオーデリックなどの照明器具のメーカー)
✅インテリアショップで働く(街中のインテリア用品を扱うSHOP)
最近目につくところでは「高齢者介護施設」を運営展開する会社が「インテリアコーディネーターを採用したい!」という求人を見かけます。
介護施設もホテルとみまごう豪華なものが増えていますのでインテリアコーディネーターが求められているのですね。
その他、住宅だけでなく、商業施設、店舗、オフィスのレイアウトや内装を企画デザインする仕事もありますね。
②契約社員で働く
いわゆる正式な「正社員」ではありませんが、フルタイムで拘束時間はほぼ正社員と同じく、給料のもらい方や福利厚生など各種条件がが異なり、「有期雇用契約」を結んで働くケースもあります。
「契約社員」「非常勤社員」や「嘱託社員」「準社員」とも呼ばれますが、どれも同じ有期雇用契約を結ぶ働き方ですね。
正社員との違いで一番違う点は「雇用期間に定めがあるかどうか?」です。
ただ、インテリアコーディネーターではあまりこの雇用形態は聞かないですね・・。
③アルバイト(パート)で働く
自宅の近所の工務店で働き始めた知人がいます。
子どもがまだ小さいから、
時間給でとりあえず雇ってもらったよ
とのこと。バリバリのインテリアコーディネーターというよりは、「壁紙のサンプルを取って施主の相談に乗ったりする感じで少しずつやってる」そう。
その他カタログ整理したり、電話取ったり、事務作業も兼ねてのパート勤務だとか。
でも、少しずつ業務範囲を広げて
そのうちフルタイムでやれるようになる!
カーテンとか家具の提案もどんどんやりたい!
「今自分ができる範囲で少しずつインテリアの仕事をする」という素晴らしい考え方ですね。
その他メーカーのショールームに週3回勤務したり、アルバイトでインテリアショップのスタッフになったり、時間給でもインテリアの仕事は沢山あると思います。
④業務委託で働く
インテリアコーディネーターの働き方で特徴的な働き方はこの「業務委託(ぎょうむいたく)」ではないでしょうか。
依頼主である企業や法人から色々な仕事を請け負い契約を結んで仕事します。例としては
例:カーテンや家具、エアコン・照明などのオプション販売を売る。
(売った販売金額×数パーセントの報酬をもらえます)
例:床壁天井の内装やキッチンなどのプラン決めてまとめる仕事を一件●●円で請け負う。
上記マンション同様、オプション工事は歩合で報酬貰える場合が多い。
ただ、「時間の拘束、勤務日数の縛りがない」というのが特徴です。その点は楽かもしれません。
⑤独立してフリーランスで働く
多くのインテリアコーディネーターがいつかは、と目指すのが
インテリアコーディネーターの仕事をする!」
という働き方ではないでしょうか。
(もちろん、安定した正社員がいい!と定年まで企業に属する方も沢山います。管理職になって後輩を育てマネジメントする立場になるのもやりがいあって重要な仕事ですよね)
独立して、会社を作って、人を沢山雇うまでにビジネスを広げる人もいますし、一人で細々・・・やる人もいます。
独立するということは要するに「社長」になるようなものですから、責任は重大!だけどなんでも自分で決められる!!最高ー-----------つ!(笑)
人に使われるのはもうまっぴら。
人に指図されて仕事するのも嫌。
自分で仕事取ってきて自分でがんがん売り上げ上げるわ。
というやる気に満ち溢れて行動力・営業力がある方はフリーランスに向いています。
インテリアコーディネーターという同じ職業でも働き方で全く違った毎日になります。収入も時間の拘束も異なります。人生設計も変わってきますね!
業務委託という働き方について 詳しく
上記の中で、④の「業務委託」という働き方について詳しく見ていきましょう。
工務店やHM(ハウスメーカー)に正社員として働き在籍していた経歴のある人ならば、辞めてフリーランスになった後も、そこ経由でお仕事が舞い込んでくることがあります。
有紀さんお久しぶりですねー!
実は1件インテリアコーディネートを頼みたい物件があるんですけど、
〇〇円で委託契約を結んで請負ってもらえませんか?
という感じで仲良かった営業マンや上司からお話が来ることもあります。
という仕事の引き受け方がインテリアコーディネーターにはあります。これが「業務委託」と言われる働き方ですね。
ふーん。一件あたりいくら¥もらえるの?
一番気になるのはそのお値段ですよね!(笑)気になります~これは住宅メーカーや工務店によっても様々ですね。私の周りの友人に聞いても様々。
などなど。会社によっていろいろな値段の取り決めがあるようです。
ただ多くの場合は
外装・内装の基本の仕様(商品選定 色選定)決めが固定で5万円~10万円。
天井の照明器具やカーテンやソファなどの置き家具、エアコンは提案して受注出来たらその受注金額に対して3%~10%の報酬。
上記のA+Bで報酬金額が決まる、という感じが多いようです。
へー!!つ そんなにもらえるんだー
という感じでしょうか?それとも
うわ少ない!!仕事量に対してめっちゃ報酬低い!
かわいそー---っ!
という感じでしょうか・・・苦笑
業務委託の働き方 メリット・デメリットは?
この業務委託というインテリアコーディネーターの働き方にはメリットとデメリットがあります。
◎ 業務委託 メリット:
✅自分のペースで仕事を請け負うことができる。
ヒマな時は何件も沢山受けて、家庭の都合で仕事量をセーヴしたいときは少なくできる。
✅スケジュールを自分で調整できる。(請けすぎて一年中全く休みがない!って人もいますが(笑))
✅毎朝出社しなくてはいけない、などの時間の縛りや拘束がない。
(もちろん打ち合わせの時間やお客様とのアポイントの時間厳守は必須)
✅高額な家具や高級なカーテンなどを受注成約できれば100万円以上の報酬も決して夢ではない。
例:
高級輸入家具一式500万+カーテン代300万+エアコン150万+照明器具50万=1000万
×10%の報酬=100万円!!
えーっ!!100万もらえるならやりたーい!
やればやるほど、頑張れば頑張るほど何倍にも収入がアップ!!するのは正社員では考えられないこと。これは歩合制で請け負う業務委託のメリットですね。
△ 業務委託 デメリット:
✅仕事がコンスタンには来ない。ない時はない。
収入が不安定になる。無収入になってしまうリスクも大。
✅時給制でもなければ正社員でもないので、すごく時間と手間がかかった場合でも同じ金額しかもらえない。
(例:お客様のこだわりが強くて、打合せが10回以上もかかった。でも報酬は3万円・・・涙。)
✅失敗したりミスした場合ペナルティが課せられる場合も。正社員なら始末書だけで済むかもしれないけど、業務委託はミスした分自分で負担しなければいけないケースもある。
(例:照明の品番を間違えて発注➡クレームに➡取り替え費用3万円を自己負担 自腹)
一番のデメリットは固定給がない、収入が不安定であるということだと思います。
一人暮らしで家賃を払っている人はとても厳しい働き方かもしれません。
逆に結婚していて、子どもがまだ小さい、自分のペースで細々プラスアルファという考えで仕事したい、という人には逆にフルタイムで仕事するよりも働きやすいスタイルだと思います。
子どもが手が離れたら、どんどん大量の案件を請け負って収入を増やすことも可能です。
インテリアコーディネーター フリーランスになるには?
業務委託は企業様から「お仕事を一件ずつ頂く」という働き方です。お仕事そのものはその企業様が持っている案件、物件になります(当たり前ですが)
そこを一歩進んで
✅「自分でお客様を集客する」
✅「自分で仕事を勝ち取ってくる」
✅「お客様からもらうお金(契約金額)は自分で決める!」
という営業ができるならばフリーランスのコーディネーターの方が断然収入はいいです。
「絶対あなたにインテリアを頼みたいの。
どんなに高くても払うからやって頂戴!」
なーんて富豪のお客様が現れたら、報酬、契約金額を自分で決められます。お客様が納得していれば何にも問題ありません。それこそ一件1000万とかでも?仕事を受けることができます。(聞いたことないけど・・W)
フリーランスのインテリアコーディネーターになる方法
インテリアコーディネーターになりたてのころ、最初は企業に所属して正社員として働くと、だいたいの仕事の流れもわかるし、知識もついてきます。業界での人脈も構築され、なじみの業者さんも増えてきます。
そうなると、視野に入るのが「独立してフリーランスとしてインテリアコーディネーターの仕事をする」という方法です。形だけなるのは簡単です。
フリーランスのインテリアコーディネーターです!!
と宣言するだけです。(笑)
名刺を作り、事務所名(屋号名)を付けるだけ。(完全個人事業主としてフリーで動くなら屋号名も決めていない人もいます。)
法人にして会社を作るのならまた話は大げさになりますが、一匹狼的に一人で立ち動くならばフリーとして活動するのは簡単です。
簡単といっても「仕事を取ってくる」のはまた別の話です。
フリーランスの難しいところは「集客」
今まで会社や企業に属していると降って湧いてくるようにどんどん次から次へとやってきた物件やお仕事も、当然ながらフリーランスになるとパタッと来なくなります。
お客様、クライアントは自分で探して見つけてこないといけません。そして提案してまずは受注を勝ち取らないといけません。
これはなかなかに難しい道のりです。
え?いきなり無理だわ~
と思われたことでしょう。
フリーランスのインテリアコーディネーターになったらとにかく、自分で仕事を取ってこないといけません。
友人づての紹介してもらったり、チラシを配ったりパンフレットを作って知り合いに渡したりの営業活動は必須です。
でも、最近ではSNSでの集客に成功されている方も見かけます。ホームページを整えたり、インスタグラムで発信して、フォロワーさんをお客様として集客する。
これだけインターネットが発展してくると、そういう営業方法も有効だと思います。
ネットで集客が可能な時代!
「ココナラ」というサービスをご存じでしょうか?ココナラでインテリアコーディネーターに仕事を依頼している人、仕事を受けているフリーの(中には副業でやっている人もいるかもしれません)ICの人が沢山います。
私も最初ココナラの掲示板を見たとき、驚きました!!
すごく活発に取引されています。会わなくても遠方に住んでいても、プロの好みや気の合いそうなインテリアコーディネーターに自分ちの内装の提案を貰うことが気軽にできるのです。
これはすごい。ハウスメーカーや工務店にインテリアコーディネーター担当がいなくても、ココナラで頼めるのです。
もしくはちゃんとIC担当が付いていても「セカンドオピニオン」的に別のプロの人の意見を聞きたいというニーズもありそうです。
ココナラのインテリアコーディネートサービスは、基本、ネット上オンライン上でのやり取りで家や部屋のインテリアコーディネートをお金を貰って(払って)コーディネートしています。
もう時代は色々なビジネスの形態を次々に生んでいるのですね。
フリーランスでコーディネーターをやるなんて難しそう・・・って多くの人が思うでしょう。
でも実は意外とそうでもなかったりするのです。
私は息子が赤ちゃんだった時代、公園で知り合ったいわゆる「ママ友」に頼まれて家のカーテンや家具選びを手伝うお仕事をもらったことが3回もあります。
口コミで芋づる式にママ友のお友達のまたそのお友達・・・という風に次々に仕事が途切れず舞い込み、気が付いたら沢山のクライアントを抱えていた・・・という状況も自分で作れるのです。
身近な親せきや友人の家から始めるのも
フリーランスのあるある!
インテリアコーディネーター どの働き方がいいの?
表にしてみました。
雇用形態働き方 | 収入安定さ | 収入の上限 | 時間の拘束 | 仕事内容 |
正社員 | ◎ | 限定的
(その会社で出世すれば高い年収も狙えます) |
拘束強い
フルタイム |
会社による |
パートアルバイト | 〇 | 限定的 | やや強い | 会社による |
業務委託 | △ | 上を目指せる! (1000万も可能) |
なし | 請け負う範囲で決まる |
完全フリー | △ | 上を目指せる! (会社を作って その会社が成長すれば上限知らず) |
なし | 幅広い仕事が可能 |
正社員のメリットはやっぱり固定給。将来にわたって雇用が安定している。定年まで働ける。昇進や昇給が見込めるという点でしょう。会社に自分の席があって居場所が確保されいてるのも安心感があります。一緒に仕事する仲間との絆も嬉しいものです。(逆に合わない人が上司だとか最悪、苦手な人がプロジェクト仲間だと逆にストレスもありますが(小声))
でも逆に正社員の場合は、同じ会社の中でずっとインテリアコーディネートの部署に居られる保証も実はありません。ある日突然
経理部に欠員出たからキミ、そっちに異動して。
と言われることもあります。次の日から全然インテリアとは関係ない仕事内容になることもあるわけです。
また、人生のライフステージ(結婚・出産・子育て・介護など)に合わせて柔軟に働き方・働く量を自分でコントロールしたい、色々な仕事を幅広くやってみたい、という方は、同じ会社に正社員で居続けるのは理想の形ではないかもしれません。
業務委託は柔軟に働く量をコントロールしたい人にはいいスタイルだと私は思いますが、収入も不安定で、失敗しても会社は守ってくれないのは結構キツイものがあるかな?と感じます。
とにかくうんと収入を上げたい!
という方はやっぱりフリーランスのコーディネーターになって事務所を構えるのがお勧めです。アルバイトを雇って細かい仕事は任せ、自分はバンバン営業して仕事を取ってくる。大きなプロジェクトに関わったりして事務所を大きくしていくといいでしょう。だって社長なのですから!
それぞれメリットとデメリットがあり、人の価値観も状況もさまざま。それぞれです。
ただ、「インテリアが好き」「家や住まいのことが一番興味あるし、やってて楽しい」という方は一生を通じてインテリアを仕事するのは素晴らしく幸せなことではないでしょうか?
となる可能性はとても高くなります。
最新のインテリア雑誌を勤務時間中に見ていてもいいのです。
最新の家具の展示会やショールームに行ってもいいのです。
どんなキッチンがいいかな?って納得行くまでお客様のキッチンを考えていてもいいのです。
それが仕事なのですから。
インテリアのこと考えている時間が好き!という方はこの業界に身を置いてインテリアコーディネーターの職に就くのはきっと充実した仕事時間を送ることができます。
てr
インテリアコーディネーター 転職は当たり前!
インテリアコーディネーターはとてもやりがいがあり、インテリアが好きな人ならばとても楽しい職業だと思います。
もちろん、しんどい事も山ほどあります。不安が押し寄せてきて夜眠れないこともあります。でもやりがいもその分大きいです。
人生は長いです。
その人生の時期ごとに正社員で頑張ったり、パートになったり、業務委託、フリーのコーディネーターになったりしてもいいと思います。
「こうでなくてはいけない」と決まりはないのです。
インテリアコーディネーターは同じ業界での転職をする人は多いです。というか逆に最初入社した会社にずー-------つっと居る人の方が少数派だと思います。周りを見ても。
自分のやりたいことや働き方、ワークライフバランスのとり方などで、どんどんステップアップして転職する人は多いですね。
◆まずはインテリアコーディネーターの資格を目指す。
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◆就職活動をする。
この時に、インテリアの就職・転職に相談に乗ってくれる転職エージェントに登録して話を聞いてもらうのは効率よい転職活動が行えると思います。
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◆自分がステップアップしたいなと思ったらまた転職活動。逆に仕事をセーヴしたいなと思ったら正社員以外の職に切り替え。
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◆自分にあった働き方の模索を続けましょう!
インテリア業界の仕事は内容も働き方も多岐にわたります。
自分にあった、仕事内容、職場、働き方が見つかるまであきらめない。
試行錯誤する。是非一歩を踏み出してみてください!
ココナラは気軽にインテリアコーディネートを頼めます。ただ、ICは現場には行かない、実際にカーテンや家具の取り付けや設置をしない、という方法が多いようです。(要望があれば別料金でやっている人も見かけますが遠方だと難しい)
なので完成形を見れない、というのはインテリアの仕事としてつまらないかもしれません。その分、「コーディネートだけ」というソフト料の部分のみで勝負になるのですね。