家具を提案するのはインテリアコーディネーターの大切な仕事
お客様は漠然と ソファがほしい とか ベッドがほしいとか 思っていらっしゃる。
でも意外とどこへ行けば見つかるのか、家具屋さんといっても○○家具(親子で話題になったあちらです)しか思いつかない。。。という方は大勢いらしゃいます。
そんなとき、頭の中に膨大の家具のデータが入っているICの出番です。
お客様の好みにあった予算にあった家具のメーカーや商品が
ばばばばばつ と 何点か瞬時に思い浮かびます。
いや、思い浮かぶようにならなければいけません。思い浮かばないようであれば修行不足です。(笑)
実は私は正直に白状しますが、つい数年前まで家具の知識がひどく貧弱でした。
新築の案件をやっているとキッチンやら トイレやら 床材やら壁紙やら お風呂やら 照明やらに膨大な打ち合わせを費やして お客様も予算が底をつき、
置家具を新調する余力もお金も残っていない。。ぜえぜえというケースが多かったからです。
はい、言いわけです(笑)
これではいけない! と自分なりに危機感を感じ 積極的に家具を提案するようにしました。
まず「提案します!」と宣言して自分を追い込むのがコツです。
お客様の期待も膨らみます。パースも書きます。しんどいです。
でも成約に至らないという悲しいことも多々あります。
でもめげずに提案とショールーム同行を続けます。
そうこうしているうちに そのうち段々知識が付いてきて提案もスムーズになります。
勧めるコツもつかめてきます。家具のメーカーさんの担当者とも仲良くなりいろんなことを教えてもらえるようになります。ますます詳しくなります。詳しい人から家具は買いたいです。お客様からも信頼されます。そうして少しずつ置き家具を受注することが増えてきました。
置き家具は楽しいです。完成した時に箱だけの空間よりもはるかに完成度があがりますし、そこに繰り広げられる暮らしが垣間見えてワクワクします。
現在日本の家具業界は難しい構造で、思い通りの家具が予算にあったものが豊富にあるとは限りません。でもせめて きちんと作っている長く使える家具をお客様に採用してもらいたい、そんな気持ちで商談しています。
家具はカタログだけ見ていてもダメ!
今日は家具のショールームへ。ソファのプランニングのネタを仕入れに行きます。
カタログだけ見ていてもイマイチ アイディアがひらめかなかったので。
ショールームに行くのをメンドクサガルICがいますが、だめだと思います。実物を触りながらプランする。これが大事だと私は思っています。