床材こそ一番最初にコストをかける

新築住宅の打ち合わせをしていると、当然あれもこれもと 選ぶものがどんどん良いものになっていき、最終的にコストは物凄く膨れ上がる。

お客様は失礼ながら、ご自分でご要望をお出しになってコストアップされているはずなのに、コストアップになったのはこ ちら設計施工側にも責任がある といいたげな表情になるのが毎回不思議だなと思う。

よって私は最初に打ち合わせを始める時に
「まずベストなご要望をおっしゃってください。だいたいのコストアップの金額は目安をお伝えしますが、全部のコストを出して切ってから そこから何を取捨選択するかをご一緒に考えましょう。 そうでないと高いからと はなからあきらめたことに悔いが残る場合もあります。」

そう一言言っていれば 最後見積もりが提示されたときに ショックを受けることは軽減されてるように思う。
それでも何百万、という見積もりを見た瞬間、奥様の眉間に皺はよるのだが。(笑)

外装タイル、立派な玄関ドア、電気錠、豪華なキッチン、お風呂、タンクレストイレ、床暖房、シャンデリア...etc

さあ、これらのどれを採用してどれをあきらめるか。

ずらっと並んだ見積もり明細をにらめっこしてお客様と考える。
一番譲れないのは何ですか?と 聞くその選択は人それぞれ。
キッチンだけは絶対、という方 とあっさりあきらめる方と。
内奥や水回りはの安いものに戻すけど、外装の豪華さは譲れないとか・・・
(これ 私納得いかない。誰のための家なんだろう?)

限られた予算での配分。そこにはお客様の判断もあるが
ICとして助言できることは沢山あると思うわけで。

私の助言は 後からリフォームするのが大変なものこそ最初にコストをかけておく。
ということ。これに尽きる。
だからサッシとかは優先順位が高い。
逆に壁紙と内装のタイルは後からいくらでもできる。
究極言えばトイレもあとから交換したりするのは 影響範囲が小さく容易である。
洗面化粧台も15年したら取り替えたくなり その時最新のものにすればいい。

キッチンは毎日使うもので、気持ちも家事のモチベーションも大きく影響するので
キッチンに一番こだわるひとは迷いなくうんとキッチンを良くすればよいと思う。

そうでない方はシンプルにコストを圧縮できる。キッチンなんてものは
カウンターとシンクと水栓とコンロと箱なのだから。

私が一番慎重に考えることをお勧めするのは

床材

である。

一番リフォーム大変なのは 床材だと思うから。

もちろん 水回りのクッションフロアやビニールタイルなんか
取り換えは半日で変わるので大丈夫。

LDKに貼るタイルやフローリングこそ 一生使う意気込みで選んだほうがいい。

え?床だって大工さんに張り替えてもらえばいいんじゃない?と思われるであろう。

いやいや

大変なんですよ。床の工事。もう仮住まいに引っ越さなければいけないくらい大変。ハバキもはがすしクロスも張替になるだろうたぶん。
設置されているものをいったん外す必要もあるかもしれない。
だからフローリングだけは本当に納得いくものにしたほうがいい。と思う。
また、床がきちんと上質で豪華だと 究極壁紙なんてビニールクロスの量産品でも
平気。部屋がスタイリッシュになる。

やっぱり無垢はいい。手入れ大変というが手入れをさぼっても味が出る。
傷だらけになってもそれはそれで味わいがあるのだ。

ワックスかけ不要のフローリングが全盛だが、やはりWAXかけないでいると
次第に艶は失われて20年後はどうしても古ぼけてしまうと思う。
新築の時だけピカピカで あとは残念になるだけ。。。。

そんな床材よりは 慈しみながら味わいの増す床が良いと思う。
住宅の床材についてはまた さらにいろいろ記事に書いていこうと思う。

長くなったので今日はここで。

 

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