トータルコーディネートって何だろう?

インテリアコーディネーターをやっていると、よく遭遇する言葉に「トータルコーディネート」という言葉があります。

私

これって何でしょう?

トータルコーディネートって何?

トータル=すべてを一貫して。

ということですが、それは部屋の中がたくさんの要素で構成されているからそれらを一つ一つすべて調和させなければならない、ということ。
床も壁も天井も。
そこの置かれる家具も。
食器も絵も花瓶とかそういった小物も。

 

でも私はこの仕事を長くやっていると、トータルコーディネートされた完ぺきな空間、というものに対して手放しでいいなあ、と思えなくなってきているのです。

 

それはなぜだろう?

 

人生ってトータルで綺麗に整っているものではないから。

 

いびつで
不格好で
ばたばたで。
行き当たりばったりで。
スムーズになんか進まないよ。人生って。
家も部屋もそれと同じで計算しつくされた 完ぺきに美しいコーディネート。絵や写真で見るといいけれど、とても息苦しいと思うのです。住んでみたら。
海外のインテリア雑誌がいいなと思うのは住んでいる人の息遣いが表れているから。

もちろんモデルルームとか商業施設ならば、完ぺきに小物一つとってもトータルに合わせていかなければいけないでしょう。そこには芸術性が求められるから。

だけど。

住宅、実物件はそれではいけないと思う。

 

小物までプロに選んでもらうのが流行っているけど、それは自分で選んだほうがいいと思うのです。そうしてセンスを施主様が磨いていかなければ暮らしは完成しないのではないかと。
アドバイスはプロからもらってもいいけれど、自分で小物を買いに行きませんか?って。

 

感性を施主様にも磨いてもらおう。最近そう思っています。

 

トータルなコーディネート。やりがいあるし楽しいし完成するとうれしい。
けれど 何かそこに逆に物足りない不完全さを感じる私なのです。

インテリアにも流行はある!

先日、古本屋さんで古い昭和後期のインテリア雑誌を見付けてパラパラ。

 

昔のインテリア雑誌を読んでその古びたデザインに驚きました。

私

インテリアってやっぱり流行あるなあ。

 

そこの写っているバブルっぽい女性の髪形以上にインテリアも古臭いと思ったのです。
流行とともに移り行くインテリア。
住む人と一緒に変化すべき。

 

だからあんまりガチガチにトータルで整えないほうがいいと思う理由です。ちょっとミスマッチなものがわざと置いてある方がいい。完璧にそろえたインテリアは

 

「あざとい。」「いやらしい。」

 

そう思っている自分がいます。

 

今日は独り言。

 

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